ウイルスの歴史について

8月は終わりましたが、まだまだ暑さが厳しいですね。季節の変わり目は体調を崩しやすいのでみなさん気をつけましょう。さて今回のセキュリティマガジンは、ネットユーザーなら誰でも知っている、ウイルスの時代による変化の歴史についてご案内いたします。

まず、歴史上最初に発見されたウイルスは、1982年にビッツバーグの高校生(当時)が作成したもので、現在マッキントッシュやipodを製作・販売しているアップル社が発売していた、appleIIというパソコンに感染するものでした。この後も様々なパソコンに対応したウイルスが、パソコン通信並びにインターネットの普及に伴い誕生していきましたが、当初のウイルスは実害と呼べるほどの影響はない、悪ふざけ程度のものが主流でした。

その後、ウイルスはどんどん進化していき、ニュースにも取り上げられたり、場合によっては深刻な実害も被るようになりましたが、それでもウイルスの作成者はあくまでも愉快犯や自分の技術をアピールしたい若者が主流であったため、悪質であっても比較的わかりやすい感染活動を行うものが主流でした。

しかし、近年のウイルスはBOTと呼ばれるものが主流になっています。このBOTと呼ばれるウイルスは、今までのウイルスと明らかに違う側面を持っているのです。で、今までと一体何が違うのか?というわけですが、結論から言うと以下の2点になります。

  • ウイルス製作の目的が、従来の愉快犯的なものから「金儲け目的」に変化した。
  • 今までは感染したらすぐにわかるウイルスが主流だったが、今は感染したことすら気付かないものに変化した。

当セキュリティマガジンでも何度かご紹介しましたが、BOTウイルスは一般のパソコンを迷惑メール送信の為のネットワークとして悪用することが目的となっており、BOTウイルス製作者はこのBOTウイルスに感染したパソコンで作成した、迷惑メール発信ネットワークを、様々な業者(主に公序良俗に反する業務を行っている所)に取引を持ちかけ、金銭等の授与を行っている実態があるようです。現在のBOTウイルス作成者はこういった理由でウイルスを作成している為、過去のウイルス作成者のような誰にでもわかりやすいウイルスではなく、パソコン所有者に気付かれないようなウイルスを作成しているのが現状です。

このことから、現在のウイルスは以前に比べ、かなり悪い方向へ高度に進化していますが、ウイルス対策ソフトも高度化したウイルスに対応できるよう、同様に進化しているので、常に最新のウイルス対策ソフトを導入し、更新を忘れないようにしましょう。

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