偽ウイルス対策ソフトにご用心!
最近、ウイルス対策ソフトを装ったスパイウェア(※アドウェア)が流行しています。しかも日本語で表示され、本物そっくりの挙動をするので注意が必要です。そこで今回は、今出回っている主だった偽ウイルス対策ソフトの見分け方をご案内します。
※アドウェアとは、スパイウェアの一種で主にお金儲け目的で作成されているソフトです。一部問題ないソフトもありますが、現在問題になっているソフトの大半は詐欺的な手法で強引に商品を買わせようとします。
偽ウイルス対策ソフトって一体何?
偽ウイルス対策ソフトは、通常無料で使えるウイルス検索ソフトのような挙動を行い、その後に「ウイルスを検出しました」という偽(実際感染していなくても)の表示が出現し、「ウイルス駆除には正規版のソフト購入が必要です」というメッセージで、お金を騙し取ろうとする詐欺を行うソフトです。一見通常のウイルス対策ソフトと酷似しているため、なかなか見分けが困難となっています。
じゃあどうやって見分けたら?
こういった偽ウイルス対策ソフトには、本物と同じようなもっともらしい名前が付いていますので、この名前を検索サイト等で検索するとよいでしょう。もし本物のウイルス対策ソフトであれば、信頼のおけるページに「ウイルス対策ソフト」として紹介や販売されていることが分かりますが、もし偽のウイルス対策ソフトであれば、信頼のおけるページに注意喚起を促す形で紹介されている場合がほとんどです。
ただ、やはり「ウイルスに感染しました」と表示されると「本当に感染しているのか」心配になるのも当然です。そういった場合は、独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンターで紹介している信頼できるウイルスチェックサイトを利用するとよいでしょう。また、独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンターの記事でも偽ウイルス対策ソフトの特徴について詳しく案内していますので、こちらも興味があればご一読ください。
人の悪意は現実でもネットでも、人の心のスキマに付けこむものがほとんどです。ネットでの安全対策も現実での防犯対策と心構えはほぼ同じなので、ネットだから…といって油断しないように気をつけましょう。
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