鹿児島発セキュリティマガジン

ホームページからの侵入

ホームページを閲覧しているだけでスパイウェアが侵入する可能性がある事をご存知ですか？特に多いのが、出会い系・アダルトサイトを閲覧した場合です。
アダルトサイト上にあるバナーや画像のクリック、「18歳以上ですか？」の表示で「はい」もしくは「yes」をクリックするだけでも、感染したというケースがありますので、信用の置けないサイト上での不用意なクリックは控えたほうが良いでしょう。

フリーウェア（無料ソフトウェア）からの侵入

「アダルトサイトは見ないし大丈夫」と思っている方。スパイウェアは、フリーウェアをダウンロードする際に、必要なファイルにまぎれてインストールされる場合があります。

どうせ無料だから……と、不要なフリーウェアまでダウンロードしていませんか？
ホームページを閲覧していて「○○のファイルをインストールする必要があります」の表示で、内容を確認せずに「はい」または「OK」をクリックしていませんか？
そのファイルは本当に必要なファイルでしょうか？
よく分からない、心当たりのない場合は「いいえ」または「閉じる」の表示をクリックするように心がけましょう。

※フリーウェアの中には、実行に必要なファイルなどがスパイウェアとして検出される場合があり、その場合、ファイルを削除してしまうとソフトが動作しなくなりる恐れがあります。

今回は代表的な侵入経路についてご紹介しましたが、スパイウェアの多くは巧妙化しており、侵入後に調べても、具体的な侵入経路自体が分からなくなっているというのが現状なので、ウイルス同様、侵入・感染してからの対応ではなく、事前の予防を含めた統括的な対策が重要になります。

次回の「スパイウェアに注意！（後編）」にて、スパイウェアの駆除・対策についてご紹介します。