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新たなネット犯罪 ファーミング詐欺

昨年から、フィッシング詐欺をより進化させたファーミング(pharming)詐欺が一部で流行しています。フィッシング詐欺と比べてあまり耳慣れていない言葉ではありますが、被害に遭うことのないよう今回はその手口や対策方法についてご案内します。 

ファーミング詐欺ってどんな詐欺?

ファーミング(pharming)とは、英語で農業を意味するファーミング(farming)をもじった造語です。この詐欺はフィッシングとは違い、前もって対象のパソコンに詐欺の種(ウイルス)を植え付けることで、正しいホームページへのアクセスでも、詐欺用の偽サイトに誘導されるため、常に気をつけている人でも被害に遭ってしまいます。

フィッシング詐欺と違い、メール等で偽サイトに誘導する必要がないことから、獲物を罠で釣る「フィッシング」とは区別し、種を蒔き、確実に収穫する農業を暗示する「ファーミング」詐欺と呼ばれています。ファーミング詐欺によってパソコンに植えつけられる種(ウイルス)は、通常のウイルスやスパイウェアとほぼ同じ経路でパソコンに侵入してきます。

どうやって対策すればいいの?

前述しましたように、ファーミング詐欺はその種となるウイルスに感染することで発動するので、通常のウイルス対策や、スパイウェア対策を行うことで予防できます。

一度ウイルスに感染してしまうと、ファーミング詐欺を防ぐことはかなり困難になりますが、逆に言えば、ファーミング詐欺はウイルス感染をしっかり予防することで十分防ぐことが出来ますので、必ずセキュリティの基本であるウイルス対策は忘れないようにしましょう。

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