鹿児島発セキュリティマガジン

まず、私達も含めた一般のユーザーは、「動画投稿サイトの著作権についてはあまり意識しない」「どちらかというとあまり関心がない」というかたが多数と思われます。

しかし、今の実態としては、テレビ番組やアニメ、映画といったコンテンツが著作権者に無断でアップロードされており、それを目当てに動画閲覧サイトを利用する人もかなり増えているようです。

そういった人の中には、「みんなやってるから自分も」といった軽い感覚で他人の著作物をアップロードしてしまう人もいるのですが、こういった行為は基本的には著作権侵害に当たるので、自分で作成した動画(飼っている猫を撮影したもの等)や、著作権者の許可を得たもの以外はアップロードしないようにしましょう。

但し、動画投稿サイトに投稿された動画を閲覧する行為は、著作権の違反にはなりませんが、もし明らかに著作権に違反していると思われる動画を発見した場合は、可能な範囲でそのサイトや動画の著作権保持者に「著作権侵害と思われる動画がアップされている」旨を連絡するとよいでしょう。

また、昨今ではインターネットの普及により、著作権法の改正について様々な議論が著作権団体や政府を中心に行われているようです。我々インターネットの利用者が今後もインターネットを楽しむためにも、そういった議論でどのようなことが話し合われているか、改正されると何が変わるのか、またネットユーザーとして、こういった議論に対して何が出来るのかを考えてみるきっかけになるかもしれませんので、興味のあるかたは各ニュースサイトで色々調べてみると、意外な事実を発見できるかもしれませんよ。