情報漏えいを防ぐ3つの心構え
※この記事は、ファイル共有ソフトWinny(ウィニー)に要注意!の続きになります。
さて早速ですが、今回は前回ご案内しました「個人情報漏えいが発生する様々な要因」と、その「対策」についての特集です。「様々な要因」に対する「対策」は大きく分けて3つになりますので、それぞれまとめて案内します。今回はかなり長い内容(汗)になりますが、こういった要因や対策を知らないことで、取り返しの付かない被害にあってしまうだけではなく、自分自身が情報漏えいの加害者になってしまう可能性も十分ありますので、長文が苦手な方もちょっとだけ頑張って、最後までお付き合いください!
ウイルス対策ソフトの導入とこまめな更新を忘れずに !
前回の記事でも書きましたが、Winnyはそれ自体が情報漏えいを発生させるものではなく、Winnyを介して入り込むウイルスに感染することが情報漏えいの主たる原因です。
となると、Winnyを使わなければ大丈夫かなと思うかもしれないですが、なんとWinnyを使っていない人であっても、個人情報漏えいを引き起こすウイルスが今現在存在しているのです。なので個人情報漏えい対策のためには、Winnyを使っていない方であってもウイルス対策ソフトの導入はこれからは必須といえますね。
でもウイルス対策ソフトは、常に更新しなければ新種のウイルスに対応できないため、こまめに更新するようにしましょう。なお、最近のウイルス対策ソフトはインターネットに繋いでいれば、自動的に更新されるものがほとんどのようですが、詳しい使い方がよくわからない人は、ウイルス対策ソフトのメーカーやお近くのパソコンショップへ気軽に相談すれば色々教えてもらえます。
また、最近はWindowsupdate(ウィンドウズアップデート)でも一部のウイルス駆除が可能となっていますので、Windowsupdateも忘れすに!
心当たりのない、信頼出来ないファイルやリンクをクリックしない。
一般的に、情報漏えいを引き起こす上記のようなウイルスや、一部のスパイウェアは、新種や亜種がすぐ発生しますので、恐ろしいことにウイルス対策ソフトの対応が間に合わないケースも最近は増えてます…。そこで大切なのは「心当たりのない、信頼出来ないファイルを開かない」ことです。
最近のウイルスは、一見安全そうに見えるファイルやフォルダに偽装されていたり、興味を引くようなファイル名が付いていることも非常に多く、アダルト等の公序良俗に反するページのリンク先にも様々なウイルスが潜んでいたりしますので、インターネット上で手に入れた素性のわからないファイルや、迷惑メールに記載されているアドレス、公序良俗に反するようなホームページのリンクは、決して開かないようにしましょう。
「よくわからないファイルやリンクは絶対にクリックしない」
「甘い言葉でクリックを求めるようなものは、まず疑ってかかれ!」
これを常に心がけるだけでも、情報漏えいのリスクはかなり軽減できます。インターネットに繋いでいるパソコンで、重要な個人情報を扱わない。
インターネット経由で個人情報が漏えいしてしまうのを防ぐための、一番確実な手段はこの方法になります。しかしながらここまで対応するのは難しいことが多いため、現実的には以下のような方法をとるのがよいでしょう。
・上の機密に関わる重要な個人情報は、私物のパソコンで扱わないようにしましょう。
昨今のWinnyによる個人情報流失は、私物のパソコンに個人情報を持ち帰ることがきっかけで発生したものが非常に多いです。もし止むを得ない事由でどうしても自宅に業務上必要な個人情報を持ち帰る必要がある場合は、作業中だけでもパソコンからインターネット接続を切り離した状態にし、インターネットに繋ぐ前は必ず、私物パソコンから個人情報を完全に消し去っておくようにしましょう。
・パソコンに重要な情報を保存する場合は、少し工夫するようにしましょう。
ウイルスによる個人情報漏えいは、パソコンのデスクトップに保存されている情報を不特定多数の人に公開するものが非常に多いようです。こういったウイルスに誤って感染してしまっても、デスクトップに重要な情報をおかなければ、被害を最小限に抑えることができます。また、マイドキュメント等のパソコン内部に保存してあるファイルもウイルスに狙われやすいので、漏れてはいけない重要な情報等は、外付けのハードディスクやCD-R等のパソコンの外部に保存するようにしておくのも、個人情報漏えいの予防としてはかなり効果的です。
ここまでざっと駆け足で、情報漏えいの要因と対策についての案内をさせていただきましたが、実際のところ、情報漏えいはそれを取り扱う人間の認識不足や意識不足が一番の原因といえます。特にこの4月から就職、転職等されるかたは、慣れない環境でうっかりミスを起こさないためにも上記3項目をしっかり心がけるようにしましょう。
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